すべり症について

すべり症について

腰痛がひどくて病院に行き、「すべり症」と診断されるケースがあります。

すべり症とは、人間の体を支える椎骨の主要部(椎体)が、下の骨より前にずれる状態のことです。

腰椎の状態が不安定になるので、神経が刺激されて腰痛を引き起こす原因となることがあります。

特別な症状がなく、腰痛だからといってすべり症だと判断できるものではありません。

病院で検査して初めてわかるものですが、「すべり症で骨が分離しているので治りません」と言われても、「腰痛が治らない」というわけでもないのです。

腰痛はさまざまな原因が考えられるので、現在の腰痛が、すべり症だけの問題ではないと考えられるからです。

すべり症になっていても全く腰痛が起こらない人もいるくらいです。

すべり症の原因は体質にもよりますが、青少年期に行なったスポーツ等で繰り返し同じような負荷がかかったことによる疲労骨折が大半だと考えられています。

大人になり、長時間にわたる立ち仕事や、重い物を持ち上げる仕事等の後に腰痛がひどくなり、病院のX線検査で発覚することが多いようです。

治療の方法は、原則的には手術をしない保存的治療で、コルセットを着用して安静にし、日常生活の動作を注意すること。

腰のストレッチや筋力強化の訓練法を指導されることもあります。

症状がひどく、改善が見られない場合は手術が行なわれます。